花ギフトガイド

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趣味の園芸 「海辺のカブ日記」

趣味の園芸 やさいの時間太陽のベジ・ガーデン

2020年1月6日放送  NHK総合
杉浦太陽 藤田智

このテレビ番組では、山形県鶴岡市の温海地域で栽培されている貴重な在来野菜である温海カブに焦点を当てています。
温海町森林組合は伝統的な焼畑農法を用いて、温海カブを栽培しています。
山形大学の江頭教授をはじめとする研究者たちは山形在来作物研究会を通じて、在来カブの研究と保存に取り組んでいます。

庄内地方では、升田カブを含む5種類のカブが栽培されており、山形にはさらに20種類の在来カブが存在します。
在来野菜は「自家採種」や「世代を超えて栽培されている」という定義があり、農学博士の青葉高はこれらの野菜を「生きた文化財」と評価しています。
現在、温海カブの種を守っているのは鶴岡市一霞の生産者であり、その中でも一霞温海カブ生産組合の五十嵐さんは種取りの名人です。

彼らは優れた遺伝子を残すため、畑にいいカブを丸ごと植えるようにしています。
また、一霞では温海カブ以外の菜の花を咲かせることが禁止されています。
この番組を見て、山形県鶴岡市の温海地域で大切に育まれている温海カブの存在や、在来野菜の研究・保存に関する取り組みに感銘を受けました。

野菜自体が文化財として扱われることはなかなか珍しいですが、農作物の多様性と地域の特産品の重要性を再認識する良い機会でした。

#山形在来作物研究会 #恵泉女学園大学 #田川かぶ